入居者の皆様は、いつも一日3回の食事と3時のおやつの時間を楽しみにされています。
出来たての食事を食べる事は、誰にとっても嬉しい事なのかもしれません。
職員が台所に立っていると、
「次は何を作ってくれるんじゃろう?」
とみなさん、そわそわしておられます。
食事と違って、おやつには特別にメニューを作っているわけではないので、冷蔵庫や食品棚にストックしてある物を使い、何かみなさんが喜びそうなおやつを作るようにしています。
家で、いつもおやつを作ってきたわけではないので、個人的にはあまりレパートリーはないのですが、今日は、りんごとさつまいもの甘煮を作る事にしました。
これなら、鍋でコトコト炊いて作るので、洗い物をしている横で作る事が出来ますし、何より、仕上がりが柔らかいので、歯があまり良くない高齢者の方でも、美味しく食べる事が出来ると思います。
早速3時のおやつにお出しすると、みなさん、とっても喜んでくださいました。
「まあ、これ、あんまり甘すぎず、とっても食べやすいわよ」
「おいしいなあ。まあ、これ、わざわざ作ってくれたんかな」
みんなで手作りのおやつを頬張り、楽しいひと時となりました。