お盆休みという事もあってか、ご家族の方が次々と面会に来てくださっています。
お盆なので、実家に帰り、ご家族と一緒にお墓参りに行かれる方もあれば、外泊をされる方もあります。
久しぶりに、ご家族とゆっくり過ごされて、嬉しいお気持ちなのではないでしょうか。
”認知症”という言葉を聞くと、何もかも忘れてしまう病気・・・という印象を持たれる方も多いかもしれませんが、最近の記憶が短くなってしまっても、幼い時や若い頃の事は鮮明に覚えておられる方も多く、何より、ご家族と過ごす時間はとても貴重です。
ホームでの生活に慣れ、
「ここのご飯はおいしいわ」
「次は何を手伝ったらいいんかな」
等と言われ、毎日元気に過ごしていただいていますが、どこか、寂しさを感じておられるのも事実だと思います。
ウッドデッキに洗濯物を干しに出た途端、
「まあ、今日は、ものすご暑いんじゃなあ」
「外は暑いから、ここでゆっくりしとくのがええわ」
と言う声も聞こえてきますが、
ご家族のお迎えで
「ちょっとお墓参りに行ってこようか」
と声掛けをされると、とてもいい笑顔になられています。
わずかなひとときかもしれませんが、そういった楽しい、嬉しい思いが入居者の皆様の元気の源になれば・・・と思っています。