春の陽気に誘われて、今日も散歩に出掛けます。

桜が見ごろになり、自然と入居者の皆様の表情が晴れやかになってきます。

「まあ、きれいじゃな」

「たくさん咲いとるなあ」

と顔をほころばせていたのもつかの間・・・

雨降りの日が続いたわけでもなく、そんなに風が強い日が続いたわけでもなかったのですが、ふと外を見ると、かなりの花吹雪になっています。

歩道に目をやると、花びらで埋まりそうになっていて、それはそれできれいなのですが、桜の木を見上げると、少しずつ花が減り、寂しくなってきています。

「まあ、もう桜もおしまいなんかなあ」

「残念じゃなあ」

「こりゃあ、公園の掃除が大変になるで」

毎月第2日曜日は、町内の方々と隣の公園の草取りをしていますが、春と秋は、花びらや落ち葉の掃除も必要で、花が散ってしまいきるまで、木の葉が全部落ちてしまうまで、日々掃除に追われることになります。

桜の花が散ってしまうのは残念ですが、こういったはかなさが風情なのかもしれません。