鏡開きとは、お正月に年神様にお供えしていた鏡餅を下げ、割って食べる昔から日本の習慣で、毎年1月11日に行われることが多いようです。
鏡餅は単なるお供え物というより、神様が宿るところと考えられており、鏡餅を開くことで、年神様をお送りし、お正月に一区切りをつけます。
もともと武家から始まった行事なので、切腹を連想させるため包丁などの刃物で切るのは禁物で、手で割り砕くか、槌(つち)で開くようになったそうですが、最近の鏡餅は、中に小さなお餅が入っているものも多く、とても便利になりました。
今日は鏡開きにちなみ、3時のおやつはぜんざいです。
嚥下の問題があって、必ずしも入居者の皆様にお餅を食べていただくわけにはいきませんが、白玉団子を作り、歯の弱い方にも食べやすいぜんざいを作らせていただきました。
「まあ、おいしいな」
「わたしゃあ、こういうおやつが大好きじゃわ」
と口の周りを黒くしながら、みなさんおいしくおやつを食べておられました。
お正月明けより、コロナの感染者数が急増していて、あまり楽しいニュースを聞く機会がありませんが、手作りのおやつにみなさん満足してくださったようです。