一度、失敗した春菊ですが、2度目の挑戦で、しっかり育ってくれました。

早速畑から収穫してくると

「まあ、よっけできたなあ」

「2階にも持ってってあげんといけんなあ」

と畑の実りに歓声があがります。

「今日の晩御飯は何じゃったかな?」

「お味噌汁にでも入れてもらおうか?」

入居者の皆様の意見を取り入れ、今日は味噌汁に春菊を入れる事にしました。

春菊には苦みがあり、好き嫌いが分かれる食材ですが、ネットで春菊に含まれる主な栄養を調べてみると、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンB1、B2、C、カリウム、鉄分などがあるそうです。

βカロテン(ビタミンA)は、皮膚や粘膜を保護して免疫力を高め、外部からの病原菌の感染を防いだり、ガン予防の効能がある栄養成分で、網膜にある「ロドプシン」という、光を感じる物質の主成分となり、夜盲症(とりめ)を予防する効能もあるとのこと。

ビタミンB1は、食品から摂った糖質(炭水化物)から、エネルギーを作り出す働きがあり、疲労回復や神経系を正常に保ち、ビタミンB2は、脂質からエネルギーを作りだし、成長期の子供の発育を助けたり、有害な活性酸素を分解する効能があるそうです。

ビタミンCは、免疫力を高め活性酸素を分解し、ガン予防に効果があるだけでなく、メラニン色素を減らす美肌効果、ストレスに対抗するホルモンを合成するなど、様々な働きがあります。

カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出して、高血圧や心臓病、脳血管障害などのリスクを減らす効能があります。

そして、鉄分は赤血球(ヘモグロビン)の材料になり、貧血の予防、改善の効果がある栄養成分です。

こんなに栄養豊富な食材を普段の食事に取り入れて、みんなでおいしくいただきました。